冒頭の引き込み具合が余りにも微妙でハズレかな？と思いましたが、中盤で一旦持ち直して『おお？』と期待するも、結局冒頭の印象通りで終わる作品でした。つまり微妙でハズレな作品。俳優達の演技力不足と登場人物のキャラクター設定の微妙さが絡み合い、物語を進行させる人物像がまず微妙過ぎました。当時より少し前に「流行った」要素を無理矢理入れた様な感じで、一言で言うと「オッサン思考」な雰囲気感。数年前に流行ったアイドルの曲をカラオケで歌うオジサン的な微妙感がありました。また構成力も微妙で、「間」や「テンポ感の緩急」が非常に悪く、無駄に間延びさせ過ぎたり、単に遅いだけだったり、その辺りの構成力が微妙でした。そこに演出力不足が加わります。クサい台詞や不自然な会話にPS２クラスの微妙CGと、明らかな「つくりもの感」が強過ぎて「作品としてのリアリティ」に欠ける感じに。そして物語自体も微妙でした。。「必要な」情報提供が少な過ぎたりタイミングが悪かったりで、物語そのものの筋や力強さが弱まってしまい、結果として怖さなりも薄まってしまった感じでした。例えば、瞬間的直感的に「すぐ理解させるべき場面」なのに説明描写や説明表現が少な過ぎて「考える→理解→納得→映像を思い出す→怖くない」みたいな感じで折角の怖い場面でも「１～数テンポ遅れて理解」ということも。小説ならまだ良いのですが、「その場限りの１回だけ」という映画というコンテンツで特に「ホラー」でこれをしちゃうのは本当にNG。『何が起きているのかそもそも見えない』とかは怖い以前の問題ですし『何が起きているのか見えてはいるが理解出来ないので考える必要がある』とかは恐怖という本能よりも思考という理性が先にきちゃうので恐怖感が一気に薄れることにも。洋画の『サイレントヒル』辺りはこの辺りの描写が上手で、「見てすぐ状況が理解出来るので直感的な恐怖感が伝わる」「情報提供は丁寧に、それでいて最小限に伝えてくれるので、即座に理解しながら観れる」という感じでした。が、本作品はその辺りが少し弱かった感じもありました。「蜃気楼」シーンだとか最終的に意味の無かったシーン等も数多くあり、『撮影していた友人二人がどうなったのか？』とかはもう少し分かりやすく見せても良かった気はします。元々俳優のファンとかじゃないなら「初めて見る人達」であり、折角の金髪設定とかも活用しきれてなかった感じに。勿体ない。作中での「牛首村」も結局微妙な感じで終わってしまい、『え？なんだったの…』状態ですし、異世界云々もこれまた微妙な描写で折角の恐怖感の機会を失うことに。予算的技術的に邦画じゃ無理にしても、前述の『サイレントヒル』みたいに音や映像で分かりやすくしていた方が「異世界感」は出せてたかも？色調ちょっと変えるだけとか『牛首村…』の一言だけとか、どうも演出が微妙過ぎな感じでした。途中、上記の難点が一旦はクリアされた状態で表現されていて、前述通り期待感が一旦は高まったのですが…中盤位の展開や演出を、冒頭から最後まで徹底出来ていたら、結構良い感じのホラーになっていた気もします。丁度少し前にラドクリフの『ウーマンインブラック』を観たのですが、本作（邦画全体でもそうですが）は映像面が非常に弱く、「作品に合う雰囲気感を上手に調整しながら、魅せる演出で撮影」と比較し「単に、その場を、撮影して記録しているだけ+CG丸出しがバレる演出」ということが多い感じです。CG感が丸出しになっちゃう構図や表現をしなければ良いのに、「微妙な構図を撮る為に無理矢理CGを使うのでシーンそのものが台無し」というのが作中で散見されました。例えば、＜火＞を扱う時に、CG丸出しのツクリモノな火を俳優の傍に大量設置しちゃうと一瞬でツクリモノ感が伝わって臨場感が消えてしまいますが、「本物の火だけを映す」+「俳優の状況だけを映す」を組み合わせるとCGを一切使わないで済むのでその難点が消せます。＜崖＞のシーンも同じで、「崖のギリギリの構図を映そうとして、合成感丸出しの表現」にすると、『リアリティがあるからこそ臨場感が出る』の真逆になるので逆効果に。（ここは『インディ４：クリスタルスカル』とかでもそうだったので本作品だけでは無いのですが…）臨場感を出すなら、昔ながらの手法ですが、「顔のアップで緊張感を演技で見せる→足だけ崖ギリギリを映す」の方が「全身がしっかり映るが、崖のシーン自体がツクリモノと認識される」よりも遥かにマシです。仮に『邦画全体のCG技術を上げるため/技術者を食わせるため』みたいな裏事情があるにしても、【どうでも良いシーンでCGを沢山使う】の方が作品そのものの質を下げないので良い気もします。「夢の世界」「異世界」だとかはむしろ「ツクリモノ感」を強く出した方が『あ、今は夢/異世界なんだな』と分かりやすいですし、もう少し映像面の演出でも頑張ってほしい感じはありました。とは言え、物語そのものは「意味不明だが理解は出来る」ものであり、欠点難点も「破綻レベル」ではなく「合格に至れなかった」という感じなので、最低最悪に酷い作品だった感じではありませんでした。『良い部分がほぼ無く、良い部分は強調し切れず、微妙な部分が多い』ということから、平均より少ししたかな？というのが質の評価です。パズルピース型のホラーの場合、「題材+映し方+ピースの作り方+ピースの提供」辺りが重要なのですが、本作はその全部が微妙だった感じでした。『そもそも完成しないし、頑張って完成に近付けても、魅力が無い』そんな作品でした。好き嫌いで言えば、『嫌いじゃなかったかな』だっただけに、色々と勿体無さを強く感じる作品でもありました。監督とカメラマンと脚本家が別の人だったら凄い良作ホラーになってた感。本当に勿体無い。補足）投稿前に他の人のコメントが目に入ったのですが、主人公でkokiさんだったんですね…あらすじとか全部見ないで観始めたので気が付かなかった…彼女の「地味で目立たない感」はある意味では良い個性だと思うのですが、余りにも地味で目立たない感が強過ぎて『ほら！似てるだろ！』とかは『え？誰？？→（少し後に）あ、似てるかも？』なんて状態に。茶髪にする/茶髪ウィッグを使うとかでもう少し「主人公感」を出した方が良かった気もしました。余りに地味過ぎる。逆に言えば、演技力をガッツリ付ければ「個性の無さが武器になる」ので将来的には期待出来る「かも」？地味で目立たない風貌なほど『どの作品に出てもその人になってしまって役のキャラクターにならない』を回避しやすいので。。実は本作品が初めて彼女の演技を見る機会でしたが、「思い出してみれば悪くはないと思う」感じでした。前述のラドクリフみたいに、良い意味で仕事を選ばず色々やっていったら、結構化けそうな雰囲気も。言い換えると化けないままだと微妙なままに。ゲームで喩えると、基礎職（但し最高レベルまで上げると最強職になる）みたいな雰囲気。演技レベルが低いままだと『他の俳優さんの方が良いよね』になりそう。「主演なのに観終っても認識出来なかった」とかはスター性の面では致命的ではありますが、俳優の可能性としてはかなりポテンシャルありますし、ラドクリフみたいに化けてくれるか今後少し期待してみたいところです。現状でももう少し彼女のそうした「個性」は活用出来たとは思うんですけどね…ここに関しては、監督の演出力も微妙だったのかもしれません。。子供向け特撮とかなら、監督の演出力は相性良さそうなんですけどね。監督が「ホラー」というジャンルに合ってない感。でも、★２評価の作品なのに、ここまで色々と書かせるのですから、何だかんだで作品の魅力はあったのかも？俳優も作品も、ポテンシャルはかなりあったと思うんですよね。。

2023/06/04

今までいろいろなベスト盤やオムニバス形式のCDを買っていたのですが、なかかな2番目の歌詞に行なると飛ばしてしまったりしてたので、このCDは1番（よく知ってる歌詞）だけでノンストップで後から後から続いていくの、車で聴いたりするのにはもってこいです！

2023/06/01

丁寧な包装で良かったです。

2023/05/28

映画も見ました。いつもは男らしい役の内野さんの、演技も、最高です

2023/05/28

内容は面白かったけどepisode1を見終えたらepisode2以降また課金があり、全てみるのにいくらかかるのか分からないので見るのを止めました。もう少し良心的に全て見るのにいくらとか表示して選択できるようにしてもらいたいです。

2023/05/27

ドゥダメルとシモンボリバルオーケストラの伸び伸びとした演奏が好きで、しかも会場がカタルーニャの音楽堂、目を離すことができない作品です。

2023/05/25

アップテンポの曲が多く、メジャーな曲なので、みんなでドライブに良いです。

2023/05/22